薬で発作が起こる「アスピリンぜんそく」 使用後1時間以内、塗り薬や湿布でも (1/2ページ)

2016.12.01

黨(とう)康夫部長
黨(とう)康夫部長【拡大】

 秋から冬にかけてはぜんそくが悪化しやすい季節。しかし、ぜんそくをもつ人の中には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID=エヌセイド)という薬で発作が起こる「アスピリンぜんそく」も含まれる。季節の変わり目は、かぜや頭痛などで薬を飲む機会が増えるので注意しよう。

 【湿布や目薬でも発作】

 アスピリンに代表される「エヌセイド」は、ステロイド以外の抗炎症薬の総称。その成分は、市販のかぜ薬や解熱鎮痛薬にも多く使われている。同愛記念病院(東京)・アレルギー呼吸器科の黨(とう)康夫部長が説明する。

 「原因となる成分は内服薬だけでなく、注射、塗り薬、湿布、点眼薬などにも含まれます。ですから何らかの医薬品を使って、ぜんそく発作が起きたらアスピリンぜんそくが疑われます」

 発症年齢の大半は20〜50代。成人のぜんそくの約10%を占めるという。

 【鼻の病気が先行する】

 症状は薬を使って、多くは1時間以内に出現。最初に鼻水・鼻づまりが起こり、次にせき、ゼーゼーやヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)、呼吸困難が現れる。

 「この病気はアレルギー性ではありません。エヌセイドの薬理作用によって体の中にある気管支を狭くさせる物質が増えてしまうのです。しかし、なぜ特定の患者さんのみに症状が出るのか分かっていません」

 生まれつきの体質というわけでもなく、小児ぜんそくにはほとんど見られない。ただし、アスピリンぜんそくを発症しやすい人には別項のような特徴があるという。

 「典型症例は、大人になって嗅覚低下を起す鼻ポリープ(鼻茸=はなたけ)や慢性副鼻腔炎を発症し、その2〜3年内にアスピリンぜんそくを発症するのです」

 

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