ビタミンB群欠乏症 急激ストレスで脳酷使 豚肉が精神的抑鬱状態に効く

2014.09.10


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 疲れが取れない、集中力が出ない、眠れない…。サラリーマンには当たり前の症状だが、どれもストレスが関係している。しかも、ある栄養成分を補充することで、ウソのように改善することもあるというのだ。

 Hさん(31)は、大手不動産会社の財務部に勤務する経理マン。学生時代から成績優秀で、会社に入ってからも周囲から一目置かれる存在だ。

 ところが、そんな彼に不幸が襲う。父親が心筋梗塞で急死したのだ。故郷に帰って葬儀を済ませ、落ち込む母を慰めながら、今後のことを妹と話し合った。母も心配だが、相続やら何やら、面倒なことがすべて長男のHさんの身に降りかかってきた。

 元来、仕事や学業には積極的になれる彼も、それ以外のことには興味が湧かない。東京に戻ってからも「実家のこと」がストレスとなって苦しむようになった。

 寝つきが悪くなり、寝ても夢を見るので眠りが浅い。悪夢を見ることも増え、眠ることが怖くなってしまった。仕事にも集中できず、ミスが増えた。食欲も出ず、休んでも疲労が取れない。どうすればいいのか…。

 「ビタミンB群欠乏症の可能性があります」と語るのは、「新宿溝口クリニック」院長の溝口徹医師。急激なストレスで脳を酷使すると体内のビタミンB群が大量に消費され、Hさんのような症状が出ることが多いという。

 「健康な人の睡眠は、たまに“いい夢”を見る程度。眠るたびに夢を見たり、頻回に悪夢を見るようであれば、精神的な抑鬱状態と考えるのが自然でしょう」

 サプリメントでビタミンB群を補充すれば次第に回復していくが、溝口医師は「豚肉を食べるのが一番です」と話す。豚肉はビタミンB群の宝庫。食事からビタミンB群を取るなら、豚肉の右に出るものはないという。

 そういえば最近、食欲不振で食事ものどを通らない日々を送っていたHさん。今夜あたり、トンカツでもショウガ焼きでもいいから、豚肉を食べてみましょうよ。まずは自分の元気を取り戻すことが先決。天国のお父さんもきっと心配してますよ。 (長田昭二)

                  ◇

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