難病指定「多発性硬化症」 新薬で再発予防に選択肢広がる (1/2ページ)

2017.03.30

MRI検査で発病の疑いが分かる(東京都立神経病院)
MRI検査で発病の疑いが分かる(東京都立神経病院)【拡大】

  • <p>蕨陽子医長</p>

 難病指定されている「多発性硬化症(MS)」。2月、6種類目となる新薬が発売された。この病気はさまざまな症状が現れるので、最初は原因が特定されにくい。MRI検査で脳や脊髄(せきずい)に白い病変が見つかれば疑いがある。

 【神経のカバーが破壊】

 国内のMS患者は、年々増えていて推計2万人前後。好発年齢は10代後半〜30代。男女比は1対2〜3で、女性に多い。MSに詳しい東京都立神経病院・脳神経内科の蕨(わらび)陽子医長が説明する。

 「電線はショートしないように絶縁体で覆われています。人の神経も同じで、周りは『髄鞘(ずいしょう)』というものでカバーされています。この髄鞘が壊れて神経がむき出しになる状態を『脱髄(だつずい)』といいます。MSは中枢神経系(脳、脊髄、視神経)に起こる脱髄疾患の1つです」

 脱髄を起こす神経の場所によって、現れる症状が異なるという。

 【再発を繰り返す】

 脱髄を起こす原因は、自分の体を細菌やウイルスなどから守るリンパ球の「T細胞」が間違って攻撃してしまう自己免疫疾患と考えられている。なぜ、それが起こるのか分かっていない。

 「症状の出方は24時間以上かけて発症し、3日くらいかけて症状が強くなっていきます。未治療では症状が1カ月くらい続きますが、自分の体の修復能力で髄鞘が再生されると症状は治まります。この寛解(症状が出ない状態)と再発を繰り返すのが特徴です」

 

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