「難病」から「寛解目指す」病気に リウマチの“新常識”伝える 湯川リウマチ内科クリニック・湯川宗之助院長

湯川宗之助院長

 手や足の関節に炎症が起こり、左右対称性の関節痛や腫れ、こわばりなどが生じる関節リウマチ。治療は進化しているものの「難病」というイメージが強く、誤解や偏見が生じるケースも多いという。

 「リウマチは『生物学的製剤』などにより寛解(=病気の症状がほぼ消えた状態)を目指すことが当たり前になってきている病気です」

 湯川リウマチ内科クリニック(東京都武蔵野市)の湯川宗之助院長はそう話す。

 関節リウマチの原因はまだ特定されていないが、免疫系に異常が生じて正常な組織を攻撃することで起きる。日本での患者数は推定70万~80万人で、「正しく知っている人はまだまだ少ないのが現状です」と湯川院長。

 「例えば医師からの説明がないために、高額医療費制度の活用についても知らない患者さんが多い。患者さんの負担に関わることなので、主治医がしっかりと説明をするべきです」

 湯川院長は2016年1月から一般社団法人リウマチ医療・地域ネットワーク協会の理事長として、患者同士の情報交換会や講演会などを開き、関節リウマチに関する情報発信に力を注いでいる。「患者さんが適切に病院を選ぶように、しっかりと知識をつけることが理想的だと思っています」

 正しい知識と情報を手にすることが、早期発見・早期治療につながる。