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【新・カジノ情報局】IR候補地の強みと弱み(5) 苫小牧市、“北海道のブランドイメージ”を生かせる好立地 IR用の土地「無償譲渡」の援軍も現れる (1/2ページ)

 政府は18日、「カジノ管理委員会」を来年1月7日に設置する政令を決定した。内閣府の外局に置かれるこの委員会は、カジノの運営を申請した事業者の審査や背面調査、免許を与えられた事業者の運営の監視に当たる機関だ。構成する5人の委員(委員長1人を含む)は国会同意人事の対象で、日本銀行総裁や公正取引委員会委員長らと同じ任命方法。それだけ重要なポストといえる。

 安倍首相は早くから「カジノに関しては世界最高水準の規制を導入し、クリーンなカジノを実現する」と話しており、これをどこまで徹底できるかのカギを握るもの。日本版IRが最初からつまずかぬよう、清廉潔白な逸材が委員に任命され、IRをけん引してくれることを祈る。

 北海道は高橋はるみ前知事の時代から、道内IR誘致に前向きな姿勢を示してきた。当初は釧路市や留寿都村なども手を挙げていたが、IR有識者懇談会が会合を重ね、昨年の秋には「苫小牧市を優先候補地にする」意見がほぼまとまっていた。

 なるほど、苫小牧市には地域型のIRを誘致する多くの条件がそろっている。

 1 新千歳空港から車で約30分の好立地にある

 2 アジアに浸透している北海道のブランドイメージを生かすことができる

 3 その道内周遊観光の拠点となりうる

 4 雄大な自然を生かしたユニークなリゾートIR

 5 都市部に比べて開発コストが抑えられる

 5番目の項目に関しては、ここにきて新たな援軍も現れた。競走馬生産の最大手ノーザンファーム(北海道安平町)が、北海道がIRを苫小牧市に誘致する場合、同市に土地約100ヘクタールを無償譲渡する方針を固めたのだ。

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