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【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】引退決意のSGで痛恨フライング…ファンの温かい言葉に涙 東京・平和島 (1/2ページ)

 植木通彦アンバサダーと巡る全国24場の旅。今回は東京・平和島の巻。28日から新しく創設されたプレミアムGIボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメントの舞台だ。

 「ボートレース平和島は、私がA級になってから出走し始めたレース場です。当時は九州出身の新人は成績を残してから初めて他地区に参加できました。平和島は当時から東のメッカと呼ばれており、初参加の時はファンの多さに驚いたものです」

 植木氏は20年間のレーサー人生の中で、平和島のSGでは優勝戦まで進出したことはあるが、なぜか優勝できなかった(2着がある)。そのうえ引退した2007年、SGボートレースクラシック優勝戦でファンの記憶に残るフライングを切ってしまった。

 「引退を決意して臨んだこのSGは、抽選で好成績のモーターを引き当てました。そして全て3着までに入る成績を重ね優勝戦では1枠での出走でした。今考えるとメンタル面は気を付けていたのですが、ファンの期待に応えたい、勝ちたい、あるいは勝てるのではないかという気持ちが強く、少し平常心への集中力が欠けていたのかもしれません。フライングを知らせる大時計横に設置されている赤ランプが点灯し戦線を離脱するときは、“本当に申し訳ない”という思いと悔しさが込みあがってきました」

 レース終了後、レース場前に詰めかけたファンが大騒ぎとなった。

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