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【谷友梨子の検車場リポート】四日市2日目11R 娘の“数字”で頑張る地元・柴崎淳選手の走りに期待!

 去年11月、10年ぶり3度目の地元・四日市記念を制した柴崎淳選手(四日市2日目11R)。表彰式後に柴崎選手を待っていたのは、関係者席で応援していた奥さまと3歳のお嬢さん。頑張ったパパに駆け寄り、何か一生懸命に話すお嬢さんに優しいまなざしを向ける柴崎選手。何ともほほえましいシーンでした。

 ここ3年、検車場で履いているスリッパには、「20160714」の数字が。「娘の誕生日です。こんなの履いてる人、おらんでしょ?(笑)」

 …はい、いませんね(笑)

 「嫁は、常に前を向いている性格で、僕にないものを持っています。結婚前は、レースで負けたら色んなことを考えたけど、今は仕方がないと思えるようになった」

 10年前には存在していなかった守るべき大事な家族は、柴崎選手を大きく変えた印象です。

 2008年、09年と四日市記念を連覇。

 「あの頃は素質任せに走っていましたね。落ち着きもなかったし(笑)。その後、勝てなかった時期は、モヤモヤ感や葛藤がありました。自転車を見たくない時もありましたし」

 一昨年の競輪祭決勝では、千載一遇のチャンスを逃し4着。「終わってから本当に悔しかった。そこから変わりましたね。漠然と練習して、レースに出ても勝てないと、自分に厳しくなりました。去年後半は、周りが心配するくらい血のにじむような練習もし、競走得点トップにもなりました。タイトルを獲るには、これからの10年が勝負だと思います」

 今年の年末、大舞台で走る柴崎選手が目に浮かびます!

(フリーアナウンサー)

■谷 友梨子(たに・ゆりこ) 四日市・松阪競輪場を中心に活動している競輪キャスター。元々関西在住も、どっぷりと競輪に浸かりたく、三重に引っ越した変わり種(現在は名古屋市在住)。「人生の縮図」とも言われる競輪の、馬でも舟でもなく、自分の意思を持つ「人」が走るギャンブルというところに最高の魅力を感じている。一番好きなシーンは、「戦い終えた選手が、敢闘門で仲間に出迎えられるところ」と、これまたマニアック!?