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【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】東京・江戸川の巻(下) 飯田加一氏、時代変えた「モンキーターン」創始者! 富樫麗加選手はA1級を目指す“お嬢様レーサー” (1/2ページ)

 24場の旅、東京・江戸川の巻。ボートレースの時代を変えたモンキーターンの創始者の登場だ。

 ■飯田加一氏(70)

 GI優勝2回。東京都武蔵野市出身、東海大学理学部物理学科出身の異色の経歴の持ち主。

 「初めて飯田先輩のモンキーターンを見たとき、1着タイムが正座の乗艇姿勢より1秒から2秒速いターンでした。1秒間に約20メートル進むといわれるボートレースでは魅力あるターンですよね」

 いまや全選手がモンキーターンをするが、当時ほとんどの選手は慎重だった。植木氏もこのターンを採用するまでにかなり時間が必要だった。

 「大先輩に認められるにはこのターンを確実に身に着ける必要があると考えました。ただ過去に大けがをした経験があるので転覆などのリスクをどう回避できるかを考えました。左手で握るスロットルレバーと左ひざを近付け軸を作り、後は、右足で強くコックピット内を蹴り、力強くコンパスを描くようなイメージでターンしました。はじめは展示航走で、徐々にレースでもやるようになりました。正座から中腰へと変化したのは、ボートの前方に体重をかけ過ぎると水面とボート前方の設置面積が広くなり、ターン後の加速が遅れるからです。バランスをとりながらボートの前を浮かせる方向へと進化していきました」

 このターンで植木氏は初のSG戴冠に輝いた。24歳でのSGボートレースクラシック優勝だ。

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