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【谷友梨子の検車場リポート】地元の伊藤兄弟が同時斡旋 四日市ナイター2日目10R兄・裕貴4R弟・稔真

 兄弟斡旋となった地元の伊藤裕貴選手(兄=写真右)と伊藤稔真選手(弟=同左)。同時斡旋は昨年11月の四日市記念以来、2度目となります。四日市ナイター2日目(7日)はA級の稔真選手が4Rで先に競走となるので、裕貴選手は「トシに勇気づけてもらって、僕も頑張りたい」と自らが走る10Rへ力を込めていました。

 ふたりの年齢差は5歳。裕貴選手は「年が離れているので、けんかをしたこともなく仲がいい。親心みたいな感じです」と、デビュー前から弟の存在について楽しみに話していました。「昔は心配でしたが、今は競走・練習ともに自覚を持ってきているだろうし、安心して見ています」。

 一方、稔真選手にとって兄は昔から憧れの存在。「僕が小6のとき、高3の兄がインターハイのスプリントで優勝したのを見に行っていたんです。それを見て『カッコイイな!』と、自転車をやりたいなと思いました。兄からは『心肺機能を上げておけ』とだけ言われていました」。

 最近は身体も絞り、表情も少しずつ大人びてきたのが印象的です。ちなみに、競輪ファンなら誰もが気になる『稔真』という名前は、競輪好きのお父さんが「吉岡稔真さんくらい偉大な人になってほしい」という願いを込めてつけたそうですよ。

 ふたりには、兄弟レーサーならではの夢があります。兄が「将来は地元記念やGI決勝で兄弟連携したい」と話せば、弟は「選手になったからには、KEIRINグランプリに一緒に出ることが目標です」と、目を輝かせます。そんな伊藤ブラザーズの近い将来が楽しみです!(フリーアナウンサー)

■谷友梨子(たに・ゆりこ) 四日市・松阪競輪場を中心に活動している競輪キャスター。元々関西在住も、どっぷりと競輪に浸かりたく、三重に引っ越した変わり種(現在は名古屋市在住)。「人生の縮図」とも言われる競輪の、馬でも舟でもなく、自分の意思を持つ「人」が走るギャンブルというところに最高の魅力を感じている。一番好きなシーンは、「戦い終えた選手が、敢闘門で仲間に出迎えられるところ」と、これまたマニアック!?