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【当てちゃる券】御朱印巡り 豊橋ナイター最終日12R 伊原が先まくり 〔9〕⇔〔2〕-〔1〕〔3〕〔6〕

 全国の競輪場を飛び回っていたころ、レースが終わるとなぜかとんぼ返りがほとんどだった。最近は信心深くなり、神社仏閣を参拝し、御朱印を頂くのが楽しみになっている。今思えばもったいないことをしたと思う。

 この前東京に行ったとき、友人たちと浅草で集合した。浅草寺と浅草神社へ参拝し、うまい鰻を食べながら昼酒会が始まった。3次会からは本紙松垣記者にも合流して頂き、宴が終わったのはなんと9時間後!

 次の日はひどい二日酔いだったが、朝から帝釈天へ向かった。柴又駅を降りた瞬間からそこは寅さんの世界だった。参道のとらやでお団子を買い、その足で泉岳寺へ。初めての写経をし四十七士に深く手を合わせた。

 川崎競輪では葛餅をお土産によくもらったが、川崎大師を訪れたのは初めてだった。お大師様とは空海のことだと知った。花月園競輪場のあった下にある、石原裕次郎が眠る総持寺へも足を運んだ。大宮競輪観戦と氷川神社参拝も予定に入れていたが、無観客レースのために断念した。

 現役時代、弥彦競輪だけは必ず弥彦神社へ参拝してから入った。一番行っときゃよかったなと後悔しているのは、伊勢神宮だ。松阪競輪には数えきれないほど参加したのにな。

 オレの地元・小倉競輪の鏡開きには昔から“脚の神様”和気清麻呂(わけのきよまろ)を祭った妙見宮にお願いしている。競輪選手にこれ以上ピッタンコの神社はない。真の“鬼軍曹”こと星川淳さん(神奈川41期・引退)は宿舎でタイトルホルダーたちの足型を収集していた。御朱印ではなく“足印”だ。軍曹の頼みを断ることはできない。宿舎の部屋で足の裏を朱色に染めて色紙を踏んでいたが、めんどくさかっただろうな。これがほんとの蛇足話かな(笑)。

 豊橋ナイター最終日A級決勝(12R)はコマ切れの激戦模様。ベテラン・伊原が好位置確保から先まくりを決める。〔9〕⇔〔2〕-〔1〕〔3〕〔6〕。

 別所の伸びがすごい。前の勢いをもらって直線突き抜けも一考。(元競輪選手)

■内田浩司(うちだ・こうじ)1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡県65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。