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【垰口美穂子のハートフルリポート】人と一緒はイヤ! 玉野ナイター初日11R 佐々木選手の「楽しく走る」を応援

 検車場で、存在自体がめちゃめちゃ目立っている佐々木豪選手(玉野初日11R)。黄色のウエアの右腕は、太い筋肉で伸びきった文字“愛媛 吉岡軍団”、左腕は“団長 シンタロ”(吉岡伸太郎グループ)、厚い胸には“SASAKI GO”。ほほえましいのもあって、佐々木選手が歩くたびに目が吸い寄せられちゃいます!

 「派手なのが好き。この服も、セブ(ネックレス)も自分でデザインしたんです。人と一緒がイヤなんです!」

 笑顔も金髪もまぶしく光っています。

 今年に入って、力強い走りで快進撃が続いている佐々木選手のテーマは『楽しく走る』。

 「楽しく走った結果勝つ。この順番が大事。結果がいいから楽しいだと、いい時はいいけど、負けたときはどうするのか」

 昨年6月から調子を落とし、「勝たなきゃ!」のプレッシャーで自転車が進まず、セッティングなど色々いじってわからなくなり、落車とケガを繰り返すこと半年間。

 揚げ句の果てに、12月、トレーニング中に、両方のスネの筋肉を断裂し、10日間、クリスマスも天井だけを眺めて、寝込む日々。

 「もうこうなったら、開き直るしかない!!!」

 歩くこと以外、余計な動きができなくなった身体で自転車に乗ったら、無駄な力が入らなくなり、セッティングもいじっていないのに、自然と乗り方が改善されたそうです。

 「1周回るって、こういうことなんだ! 開き直って、楽しく頑張った方が、うまくいく。これを一言でまとめると“楽しく走る”なんですよね」と晴れ晴れとした表情で話してくれました。

 さあ、佐々木選手にとっても、玉野競輪場にとっても、今年度最後の開催が始まります。楽しんで、ド派手な走りで、思う存分、目立っちゃってくださーい!!

(フリーアナウンサー)

■垰口美穂子(たおぐち・みほこ) 6月15日生まれ。岡山県出身。フリーアナウンサー。地元放送局でニュースを担当している時に競輪と出会い、競輪の面白さに魅了されて上京。20年以上にわたり38場(廃止場を含め)で、中継やコラムを担当。玉野競輪中継のレギュラー司会。オートレースも専門で、中継や全国の場外車券売場で解説会を行い、オートレースの普及に携わっている。選手1人1人の人間ドラマ、熱い想いに触れることが、仕事の原動力。“明るく楽しく温かく”がモットー。自然が大好きで、自然のように生きたいと思っている。