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【当てちゃる券】師匠がのさんのトーク力

<<2017年11月27日発行、夕刊フジから>>

 コラムの師匠・がのさん(菅野浩司=神奈川48期、引退)が、横浜から気心知れたお客さんを数名連れて博多にやってきた。場外車券売場サテライト中洲で予想会をするためだ。がの門下のオレは少しでも盛り上げなければと、弟弟子の森山昌昭(福岡67期)を連れて小倉から駆けつけた。実は先月、ラ・ピスタ新橋で師匠と予想会をしたばかり。現場ではいつも白衣をまとい、風貌と相まって怪しさを醸し出している。

 しかし、ひとたび予想が始まるとカンペも見ずに裏付けのある展開を分かりやすく説明していく。新聞に書いているような当たり前の予想じゃなく、ヒットすれば高配当ばかり。また、下ネタ含みの、がのさん節で笑いを取り、選手の小ネタを披露する。中洲でも気が付けば黒山の人だかりで大盛況だった。

 トランプ大統領のアメリカ第一主義ではないが、がのさんは現場第一主義を標榜(ひょうぼう)している。別にヨイショしているわけではないが、いかにしてお客さまの懐を大きくするのかを考えている凄腕の予想屋だ。競輪はオレのほうが強かったが、残念だがトークでは足元にも及ばない。爪の垢でももらっとけばよかったかな?(元競輪選手)

 ■内田浩司(うちだ・こうじ)1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡県65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。

※原則として新聞掲載時のまま再録していますが、一部加筆・修正を行っています。