記事詳細

【当てちゃる券】還暦といえば赤いちゃんちゃんこだが

≪2017年12月01日発行、夕刊フジから≫

 昨年から働き始めた仕事にも慣れ、ようやく居場所もできてきた。この年齢で社会の厳しさもいろいろと経験したが、練習や競走に比べれば屁でもないといい聞かせながら頑張っている。

 この前のこと、公私ともにお世話になっている某スポーツ紙のО記者が60歳になったと聞き、仲のよい現役選手とOBが集まって還暦祝いの宴をやった。還暦といえば、赤い頭巾とちゃんちゃんこを着て祝うのが一般的だが、われわれは、頭巾の代わりにヘルメット、胸に「О記者杯 祝・還暦祝い」のプリントをした3番車のユニホームをプレゼントした。

 初めて着たユニホームにO記者はご満悦。少し薄くなった髪と目尻の下がった顔が、記者人生41年間の年輪を感じさせた。大切な節目を一緒に祝うことができて、いい時間を過ごせた。(元競輪選手)

■内田浩司(うちだ・こうじ) 1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡県65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。

※原則として新聞掲載時のまま再録していますが、一部加筆・修正を行っています。