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【当てちゃる券】ファンは地元から強い選手が出てくることを熱望している

≪2017年12月12日発行、夕刊フジから≫

 9日の土曜日は、現役時代にオレの私設応援団をしていただいてた九州電力競輪推進課の皆さんとの恒例の忘年会だった。

 毎年、オレと弟分の中井大介(65期)にお声がかかる。引退したあとも現役時代と変わらぬお付き合いをしていただいている。また、47歳になった大介に、いつも厳しくも暖かい声援を送ってくれる心強い面々だ。

 今は全国どこのレースも観戦できる。いつも見られているということを意識して競走をするのは悪くない。晩年を迎えた大介も、いい緊張感の中で走ってるはずだ。

 どの地区でもそうだが、ファンは地元から強い選手が出てくることを熱望している。今回、得点最上位で出走している〔7〕市橋司優人(しゅうと)は、小倉でオレが期待している若手のひとりだ。7年前、師匠の藤井克衛(57期=引退)が、道場でローラー台に乗ってる高校生を「今度弟子にした市橋です」と紹介してくれたのが、出会いだった。

 彼が弱小野球部出身っていうのも、弱小バレー部出身のオレとかぶり、応援したくなった理由だ。先輩が持っていた神山雄一郎のフレームを強引に譲ってもらい、それに乗った彼が競輪学校を合格してくれたのもいい思い出だ。

 10月に結婚したばかりの新婚さん、やはり夜もゆっくり休めないのか最近はピリっとしていない。そろそろビシッと決めて、次走のレインボーファイナルへ向けて弾みをつけたいところだ。

 司優人、豪快なロングシュートを決めてくれよ!(元競輪選手)

■内田浩司(うちだ・こうじ) 1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡県65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。

※原則として新聞掲載時のまま再録していますが、一部加筆・修正を行っています。