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武雄競輪 開設70周年記念「大楠賞争奪戦」(GIII)23~26日まで開催 深谷知広世界レベルの走り敵なし

 開設70周年記念「大楠賞争奪戦」(GIII)が23~26日まで武雄競輪場(佐賀県武雄市)で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客での開催となるが、GI級の豪華メンバーが集結。武雄バンクで熱い戦いを繰り広げる。

 注目は深谷知広(愛知)だ。東京五輪出場のため自転車競技に専念していたが、今回の出走を決意。昨年8月のオールスター競輪以来の「競輪復帰」となる。競輪の未来について常に考えている選手。今回の出走にあたり、自分に何が求められているかは、頭に入っている。ナショナルチームで鍛えたスピードを発揮して、世界レベルの走りを披露する。

 S級S班からは4選手が参加する。筆頭格は松浦悠士(広島)。3月の福井ウィナーズカップ(GII)を制覇。現時点では最強のオールラウンダーとして、文句なしの活躍を見せている。レース間隔が少しあいたが、気を緩めることなく調整に励んでいる様子。今回は宮本隼輔(山口)と同配分。心強い味方を得て、有利に戦える。

 郡司浩平(神奈川)は3月の玉野記念を優勝。松浦と同様に、十分な結果を残している。さらなる弾みをつけたかった地元の平塚記念が中止になったのは残念だが、その思いを今回にぶつける。鋭いまくりを基本に、柔軟な攻めから優勝争いの主役となる。

 目標をつかめば、村上博幸(京都)はしぶとい。中部近畿のラインで深谷との連携を主張できるのは魅力。追走に専念しての差し切りには警戒したいところ。

 中川誠一郎(熊本)は2月の全日本選抜以降、精彩を欠くが、九州地区で行われる今回は援軍も多い。チャンスを生かせる状態に戻っているかが浮上のカギになる。

 武雄記念は地元の佐賀勢が強い大会。ここ10回では荒井崇博が4回、山田英明が1回優勝している。今回も荒井と山田が参戦。先導役として戦う山崎賢人(長崎)、S班中川との連携が決まれば上位陣を脅かす。

 大駆けがあるとすれば高橋晋也(福島)。ウィナーズカップでの決勝3着など、このところの勢いはすごい。自転車競技での活躍も期待される新鋭が山崎芳仁、小松崎大地を従えての積極策で、大物食いを狙う。