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【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】兵庫・尼崎の巻(下) 復活待望!!抜群のレースセンスのスター、魚谷智之 レースに安定感増した兵庫支部のホープ、高野哲史 (1/2ページ)

 ボートレース尼崎の最終回は、スターレーサーとホープの登場だ。

 ◆魚谷智之選手(44) 76期SG優勝3回、GI・PGI優勝11回。

 「魚谷選手は1995年デビュー、抜群のレースセンスでスターへと駆け上がりました。特に2007年の活躍は強烈なインパクトがありました」と、植木通彦ボートレースアンバサダー。

 07年には桐生のSGオーシャンカップ、蒲郡のSGボートレースメモリアルと立て続けに優勝して注目された。植木氏も何度か一緒に闘った。

 「コーナー戦に光るものがあると思っていました。機力調整も熱心で特にプロペラ調整には妥協しない感じでした。中でもメモリアルでの2コースからの差しは迫力ありました。蒲郡はスピードが必要なレース場で、優勝するにはテクニックだけでなくモーターの仕上がりも必要といわれます。しかも2コースは3コースからのまくりを牽制(けんせい)し、1コースの動きを見てをまくるか差すので難しいコースですが、魚谷選手のあっさり引き波を乗り越えるターンは素晴らしいの一言です」

 めざましい活躍だったが、最近はSGのタイトルから遠ざかっている。

 「ここ数年レーサー全体のレベルが向上し、魚谷選手も実績面ではやや消化不良かもしれません。私も足踏み状態が長く続いたことがあります。今考えるともう少しユーモアの精神を持てばその状況から早く抜け出せた気がします。魚谷選手のいっそうの活躍に期待しています」

 植木氏の経験上、長年レースをしていると、モーター調整やレーススタイルが極められてしまい、発想の転換やチャレンジが難しくなるという。時代は急速に進むので、アップデートしなければならない時がくる。

 「一度極めたものをそう簡単に変えられるものではないですが、そこで発想の転換やチャレンジする気持ちになれると、良い結果につながると思います。それにはユーモアが必要だとこの年になって気づきました」

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