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【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】山口・下関の巻(中) 憧れの今村選手の得意技は「全速ターン」 SG優勝戦での対決が強烈な印象 (1/2ページ)

 山口県のボートレース下関で開かれたSGボートレースメモリアルの優勝者は地元山口支部の寺田祥だった。今回はその山口支部の先輩のトップレーサーの登場だ。

 ◆今村豊選手(59) 48期、SG優勝7回、GI・PGI優勝48回。

 今村選手は植木通彦ボートレースアンバサダーの先輩である。

 「私たち世代の憧れであり、数々のビッグタイトル獲得はもちろん、レーススタイルを進化させたスターでもあります。私が第59期生として養成訓練中に浜名湖(静岡)のGIレースの見学があったとき、今村選手が出場していてその走りがみんなの注目の的でした」

 植木氏のデビュー前からスターだった今村選手の得意技は「全速ターン」だ。

 「1周1マークでアウトコースから内側をまくる場合、スタートで先行して内側に絞っていくか寄せていくターンが多いのですが、今村選手はスロットルレバーを緩めることなく全速で内側ボートのターンする幅を残したまま外から外をまくっていきターンの出口で前に出るという画期的なスタイルでした。レーサーを目指す私たちは目の前で見た全速ターンに興奮し大きな影響を受けました。デビューして今村選手とレースで一緒になるのはずっと後のことですが、一日も早く対戦したいと練習に励みました」

 今村選手とのレースでもっとも印象に残っているのは1993年に戸田(埼玉)で開催されたSGボートレースクラシック優勝戦だという。今村選手は3枠、植木氏は1枠。スタートでは植木氏が5コース、今村選手は6コースになった。

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