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【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】山口・下関の巻(中) 憧れの今村選手の得意技は「全速ターン」 SG優勝戦での対決が強烈な印象 (2/2ページ)

 「今村選手がスタートよく、私は少し遅れましたが先にまくりにいきました。いつものハンドルを入れる位置より若干早くなりましたが、3、4コースがまくりにいかなかったことで私の先まくりが成功したと思います。ところが、2コースの清水克一大先輩(福岡)が内側から私のまくりを受け止め、バックストレートは内に清水先輩、外側に私が並走する形で2マークに向かい、その並走のすぐ後方に今村選手が迫っていました。1周2マーク、清水先輩の外側をまくることも考えましたが、今村選手が内側から外側に進路を変えたのが確認できたので、2マークはモンキーターンで差す作戦にチェンジしたのです」

 歴史を変えた史上初のモンキーターンによるSG制覇の瞬間だ。その後も今村選手とは所属支部が違うものの、何度かレースの帰りに一緒になったことがあるという。

 「プライベートではゴルフのご指導をいただいたりもしました。そのお話には引き込まれました。年下の後輩の自分が言うのも変ですが、これからもお体を大切に頑張ってほしいですね」

 ■植木通彦(うえき・みちひこ) 1968年4月26日福岡県生まれ。福岡県立博多青松高校卒。86年11月デビュー。2007年7月の引退までSG優勝10回を含む74回の優勝、公営競技初の年間獲得賞金2億円を達成したボートレース界のレジェンド。昨年5月、初代ボートレースアンバサダーに就任。テレビ『BOAT RACEプレミア』他、ラジオ『くにまるジャパン極(文化放送)』他、ネット放送、イベント、講演会で活躍中。『植木通彦オフィシャルブログ』でも発信。

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