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【平尾昌也 ヒラマサの選手1本釣り!!】地元・井上昌己 強くなる練習環境

 先週末、長崎県を非常に強い台風10号が襲いました。強風の影響で佐世保競輪場でも看板などが飛ぶ被害がありましたが、関係者の努力もあり無事に初日を迎えることができそうです。

 長崎の選手の練習場所は佐世保競輪場が基本ですが、諫早湾の干拓地には街道練習もできる、日本トップクラスの練習環境が身近な場所にあります。今開催の主役となる地元の井上昌己も、前検の前日8日にこの場所を訪れ、最終調整をしていました。

 3場所で6勝と調子が戻った井上の様子を見ようと諫早の練習をのぞくと、早朝から昼過ぎまで炎天下の中、ずっと若手とモガキ合い。今回のシリーズには、四国で1番強い自力型といわれる徳島の島川将貴がいるので、強力な四国勢に負けられないと気合が入ってました。

 この場所は1周すると10キロの広大なエリアですが、車が進入できないので信号もなく、ノーブレーキで練習できる恵まれた環境。井上の弟子のアフロ・山崎賢人がトップクラスに育ったように、練習環境は抜群です。しかも、屋根付きベンチやトイレも完備。競輪ファンもその様子を見学しに来ていますよ。

 トイレといえば現役時代、息抜きで行っていたボートレース場では毎回同じ和式トイレに入っていました。ある日、そのトイレに入って、しゃがむと目の前の壁になぜか俺の名前の千社札。

 そこには何か文字も書かれていたので読んでみると「競艇ばっかせんで練習せい」と。まさかの展開に出てくるもんも引っ込みました。

 佐世保ナイター初日に1本釣りするレースはS級予選の8R。地元が頑張れるような番組と見て、地元の自力・佐藤幸治が2着に粘り、番手に付く福岡の大坪功一が差して1着。車券は〔7〕-〔2〕でいいでしょう。(元競輪選手)

■平尾昌也(ひらお・まさや) 1965年3月8日生まれ。長崎県出身。86年8月に58期生として熊本競輪場でデビュー。長くS級戦線で活躍し、14年12月11日に現役を引退した。通算2397戦430勝、優勝35回。弟子に06年オールスター競輪、08年競輪祭、KEIRINグランプリ2008を制した井上昌己(86期)がいる。平尾一晃(111期)は長男。