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【真打 立川志らべ 口先先行一車】競輪と落語のソーシャルディスタンス

 私、現在、大変に疲れております。16日夜は国立演芸場で入門20周年の落語会があり、落語2席と師匠とのトークあり、クタクタであります。

 こんなご時世なので打ち上げなどはなしなんですが、コロナ禍で落語の仕事が少なくなっているので、2席もやると身体が慣れていないんですな。(決して老化ではないぞ)

 それにしても、この時節に、お客さんに来ていただくことの大変さったらないのです。人によっては、新型コロナウイルスをほとんど気にしないのですが、気にする人も多いのです。「年内は外出を控えている」とか、「家族に高齢者がいるので」という声をたくさん聞きました。

 ある大先輩は、3月に予定していた1000人入る会場の落語会が完売していたのですが延期に。それが今月開催となったのですが、現在300枚も売れていないとのこと…。

 先日、ある兄弟子は、常連のお客さんに「あと4、5年は落語会は遠慮するよ」と言われたとのこと。もはや絶縁宣言だよ~。ただ、怖がるお客さんの気持ちを否定はできないですよ。私だってお客さんの立場ならちょっと二の足(競輪だったらバック)を踏みそうだもの。

 別府ナイター2日目の注目は、特進したばかりの嘉永泰斗でしょう。初日は半端なレースになってしまったけど、S級準決勝9Rでやることはやはり“先行”でしょう。同県の松岡が付き、九州ライン4車ならペースを握って2着に逃げ残れる、と考えているでしょうから。

 でも、月森のイン粘りなら嘉永の押し切りも十分あるんじゃないの? 番手戦で嘉永からの〔6〕⇔〔3〕-〔7〕、〔6〕⇔〔5〕-〔1〕〔3〕〔2〕と好配当狙い。

 番手戦くらい隣の席の人と近くても気にならない世の中、いつ戻ってくるんだよ~?

 ■立川志らべ(たてかわ・しらべ)1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都・73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。