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【真打 立川志らべの与太郎よそう】寛仁親王牌初日 脇本の常識では考えられない走り!!

 今度の「口先先行一車」は何を書こうかなあと、せんべいをかじりながらぼんやり考えていたんですが、寛仁親王牌初日の最終レースを見ていたら、全てがぶっ飛びましたね。せんべいは飛ばないように押さえましたよ。

 初日の脇本雄太(福井)、あれは一体なんなんでしょう?? 私もたかが18年くらいしか競輪を見ていないんで、大それたことは言えませんが、常識では考えられない走りでした。圧倒的強さ!

 残り2周で飛び出して逃げ、たたきに行った新田祐大(福島)と先行争い。この時点で、数年競輪見ている人は「もう持たないな…」と思います。パワーで上回る脇本が内から出切ったのもつかの間、まくってきたのが郡司浩平(神奈川)。ここでまくられちゃうのが宇宙の常識ってもんでしょう。でも、脇本はさらに踏み直し、振り切っての逃げ切り。

 競輪の歴史で一番速い選手じゃないかな。もう中野浩一さんにタメ口きいても許されるね。(そんなルールないか)

 その昔は“FI先行”とか“怪物”“ロスの超特急”“鬼脚”などなど、すごい選手にはいいニックネームがありました。今はガールズ・高木真備の“マキビーム”くらいか。なぜ脇本にはないんだ?

 脇本雄太を見ると、ディズニー・ピクサー映画「トイストーリー」の主役で保安官のウッディを思い出すんです。

 “スピード違反の保安官”ってのはどう?

 このご時世、「保安官がスピード違反したらいけません」なんて言われそうか?

 青森ナイター初日A級特選12Rは欠場明けの高橋が思い切って逃げると想定。地元・栗林の抜け出しとまくる市川の勝負で〔7〕⇔〔3〕-〔4〕〔5〕。

 青森には堅く稼がせてくれる保安官いねえかぁ?

■立川志らべ(たてかわ・しらべ)1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都・73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。