記事詳細

【当てちゃる券】コロナ禍の今年、願わくばKEIRINグランプリ2020は無事に成功してほしい

 新型コロナの感染者数がついに累計20万人を突破し、増え続ける患者に医療崩壊も起きかねない状況だ。われわれ国民は政府の一貫性のない対策に振り回され、何を信じていいのか分からなくなってきてる。オレはマスクが手に入らないとき、安物を使い続けて頬がかぶれて治らないし、長引くストレスで痔(じ)になって年末年始というのに酒も飲めない。

 競輪界では5月に開催予定だった日本選手権競輪が中止になったとき、これからどうなることかと心配した。ここまで来られたのは選手の努力はもちろん、関係者のご尽力以外にない。願わくば最後の大一番・平塚グランプリは無事に成功してほしいと願う。ただ来年もこの状況は変わらないだろう。

 そして最大の注目は東京オリンピック開催の是非。開催するとなれば世界中の人々が日本にやって来るのをどうするの? 仮にワクチンが間に合ったとしても、急仕上げのワクチンが本当に有効で安全なのか?

 オレだって新田祐大や脇本雄太が金メダルを獲り、君が代に乗せて日の丸があがるのを見てみたい。もう生きてるうちに東京オリンピックはないだろうから。でも、国民の命を危険にさらしてやる意義とは? 国家が最優先することは国民の生命と財産を守ることだと思うが…。

 いわき平ナイターS級決勝12Rは北日本対南関の2分戦となったが、地元勢の厚みが一歩リード。やるときはやる男・菅田が逃げて成田が追い込み、地元勢が上位を独占する〔1〕-〔3〕〔7〕-〔2〕〔3〕〔7〕。

 穴は復調した山中の強襲だ。

 今年最後のレギュラーコラムはコロナを取り上げたが、来年もいろんなテーマで書きたいと思っています。ファンのみなさま一年間ありがとうございました。

(元競輪選手)

■内田浩司(うちだ・こうじ)1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡・65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。