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【艇王・植木通彦 さわやか交友録】田頭実 期待に応えるスタート力、上位成績でも謙虚な姿勢 (1/2ページ)

 2021年もゴールデンウイークの時期となりました。ボートレースではSGやGIはなく、スターレーサーもほぼ地元で出走します。私も現役時代のこの時期には、福岡、若松、芦屋に順番に出場したものです。今回は、私の出身地・北九州市のボートレース若松を代表しSG実績もある田頭実選手を紹介します。

 田頭実選手(54)、58期、SG優勝2回、GI・PGI優勝6回。

 田頭選手は58期生で私が59期生なので養成所では半年養成訓練がいっしょで、私がデビューしてからは若松でともに練習した記憶があります。養成所時代は余裕がなく、一期先輩と話をする機会もありませんでした。

 やがて、SGやGIに出走するようになり、出身地が同じなので宿舎でいっしょになる機会が多く、いつも私の方が先に寝てしまい後輩の仕事でもある部屋の消灯をしてもらいました。田頭選手はレース場に入ると寡黙ですが、レースを離れると冗談も口にしてすごく優しい方です。ただ開催中はいつもと同じ時間に風呂に入り就寝するなどルーティンを守り、食事をとる姿勢がすごくよかったのが印象的でした。

 そんな田頭選手が1999年7月に地元若松開催のSG第4回オーシャンカップを1周2マークでの逆転という記憶に残る優勝をされました。

 通常より4キロ減量して挑んだSG優勝戦で、1周1マークでは4コースから差し、バックストレート内側航走から外側へ針路を変え、2マークで前方を航走するレーサーにまくり差しを決めた素晴らしいレースでした。

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