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【真打 立川志らべ 口先先行一車】果敢なところがたまらなく魅力!狙うは吉田敏洋の逃げ切り

 日本選手権競輪が終わって、息つく間もなく函館記念、前橋記念と続きます。

 それにしても、松浦悠士の強さたるや!

 5年前にこんな状況を誰が予想してました? ここまで競輪界の軸となるとは思いませんでした。逃げて強く、横に動いても強い。最強の自在型と言ってもいいでしょう。最強の自在型といえば平原康多でしたが、今は超えた感あり。

 平原がタイトルを獲りまくっていた時には武田豊樹という大きな存在がありましたが、松浦にも清水裕友という頼もしい相棒がいるのもデカイ!

 地区ごとラインで戦うと、こういう巡り合わせが大きかったりします。同じ時代に生きて、同等の強さでなきゃラインも組めないわけだし。

 そういう意味で、今、一番苦難の時代にあるのが中部地区でしょう。期待の先行タイプ、という選手がいないのです。期待された山口拳矢は先行タイプ、ってわけではないので、33歳の竹内雄作が今でもフル回転。私がずっと好きな吉田敏洋はもうちょっと楽に勝ち上がれてもいい立場なのに、40歳を過ぎても果敢に逃げています。

 だいたい、前橋GIIIナイター2日目11Rの選手の中で一番バック数が多い存在なんですから。もっとも、そういう果敢なところがたまらなく魅力な選手なんですけどね。

 だから今回は11Rで吉田敏洋が勝つ前提で展開を考えていきましょう。ハッキリ言います。私の好きな吉田敏洋は、中団で脚をためようなんて、そんな小さな考えの持ち主ではないのです。どういう選手なのかというと、行けるタイミングが来たら、躊躇(ちゅうちょ)なく身体が反応して飛び出していくのです。埼京コンビが一旦前に出たところをすかさず叩いて先行ですよ!

 狙うは、吉田の逃げ切りで〔3〕⇔〔5〕-〔2〕〔9〕、〔3〕⇔〔2〕-〔1〕〔9〕〔8〕。

 豊橋記念の再現でVを狙ってくれ~い!(落語立川流真打)

 ■立川志らべ(たてかわ・しらべ)1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都・73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。