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【真打 立川志らべ 口先先行一車】怒りを鎮めるのは7車立てキング・北津留の当たり車券だけだ!

 今や、無観客で開催する競輪場は都市部だけではなく、全国に広がりつつありますね。落語家にとって無観客は精神的に、かな~りキツい。でも、もっとキツいのは、お客さんがいるのにちっとも聞いていないという状況。靴の中にマヨネーズをぶちまけられていて、知らずに履いて歩くくらいのツラさ。

 オリンピックは無観客なのか? というか、開催するの?

 競泳の池江璃花子選手に、オリンピックへの辞退や開催の反対を表明するよう強いたりする人がいたみたいですが、とんでもない。誰も聞いてない状況で落語やらせるぞ! 私は、「オリンピック断固反対!」とは思わないんですよ。オリンピックのためにいろんなことを犠牲にしてきた脇本雄太や新田祐大、小林優香のことを考えたら簡単にそんなこと言えませんやね。

 じゃあ、オリンピックを開催して欲しいのかというと、そうじゃない。常識的に考えて、世界から選手はじめ、スタッフ、マスコミなど大勢がやってきます。でも日本のワクチン接種率は世界で100位にも入っていないんだから、危うさしか感じない。

 結局、東京都や政府がいけない。これだけ世論がこの夏の開催に疑問なのに、何のアピールもしない。具体的に、どんな感染対策をして、これだけのリスクを回避するから大丈夫だ! となぜ言えないのだ。能面のような顔をして、棒読みで「安全な開催にします」って、不安になるだけ。なぜ日本中を説得しようとしないのだ?

 と、思っていたけど、代々木公園と井の頭公園で何千人か集まるパブリックビューイングの会場を木を伐採してまで作るというニュースが入ってきた。もう、説得する気はないな!

 小倉2日目11Rは、地元の“7車立てキング”北津留が中心。独走状態で、中部が追う〔1〕-〔2〕⇔〔4〕。

 私のこの怒りを鎮めてくれるのは、今や当たり車券だけだ!

(落語立川流真打)

■立川志らべ(たてかわ・しらべ)1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都・73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。