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【菊池仁志 フィッティング予報】世界で通用する競技力。オリンピック自転車競技での熱いレース

 コロナ禍のなか、1年延期していた東京オリンピックが始まりました。開催には賛否両論ありましたが、自国の選手が頑張る姿に感動する毎日です。

 自転車競技は、7月24日男子ロードレースからスタート! 234キロの長丁場を、ツール・ド・フランスを終えたばかりの選手が日本に集結し、熱いレースを魅せてくれました。

 日本ではテレビ放送はなく、ネットでのライブ配信でしたが、海外ではテレビ放送された国もあったようです。オーストラリアに移住している日本人の友人から、日本の風景を見ることができて嬉しい、と、連絡がありました。

 国をまたいだ移動が思うようにできないなか、自転車競技を知らない友人からの連絡は、なんだか嬉しい気持ちにさせてくれた出来事です。

 8月2日からは伊豆ベロドロームでトラック競技もスタートします。出場選手のなかには、日本の競輪選手たちも。短距離種目には、脇本雄太選手、新田祐大選手、小林優香選手。中距離種目には、橋本英也選手が出場します。

 今やブノアコーチのもと世界でも通用する競技力を身につけた各選手の活躍が楽しみでなりません。オリンピックが1年延期となったことで、さらに1年苦しいトレーニングに耐えないといけなかったことはメンタル的にも大変だったと思います。

 データからひもとく最新の科学トレーニングは、効率的ですが楽なトレーニングではありません。身体機能の限界を上げるメンタル的にもつらいトレーニングです。それを乗り越えた選手たちには、金色のメダルを取ってほしいと思っています。また、その活躍を見た子供たちから将来の競輪選手が育つことも願ってやみません。

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 松山FIIナイター最終日。チャレンジ決勝11Rは地元・近藤選手から狙う。まだレースの動きに荒いところもがあるがスピードは唯一。

 〔1〕-〔3〕〔7〕〔5〕-〔3〕〔7〕〔5〕。

 そしてA級決勝12Rは土生選手から狙いたい。対戦相手に応じて使い分ける自力を中心とした動きが素晴らしい。

 〔2〕-〔3〕〔1〕〔4〕-〔3〕〔1〕〔4〕。

(元競輪選手・プロコーチ)

■菊池仁志(きくち・ひとし)1961年7月生まれ。愛媛県松山市出身。1981年6月選手登録47期。83年4月S1班昇格。2011年11月にS級在籍のまま競輪選手を引退。競輪選手生活30年のうち、S級在籍は28年に及ぶ。

 GI、GII決勝戦進出。GIII向日町優勝など。通算268勝。競輪選手引退後は、競輪解説、コラム執筆などを手掛け、15年からプロコーチとしても活動。「K-FITTINGバイクスクール」を開講し、ジュニアから社会人、プロ選手といった幅広い層の指導にあたる。選手の癖を読み取るのが得意。