記事詳細

【真打 立川志らべ 口先先行一車】絵日記の宿題なら間違いなく伊豆ベロドロームを書くでしょう

 大人になると夏休みの宿題がなくて嬉しいですな~。でもコロナ禍で仕事がなくて苦しいですな~。

 個人的には複雑な思いのあった東京オリンピックの開催なんですが、とにかく脇本雄太にケイリンでメダルを取って欲しいという一心でした。

 初日の1回戦は美容室で脇本の逃げ切りをスマホで観戦。脇本がバンクを回っている間、私は髪の毛を巻いておりました。

 翌日は早起きして準々決勝をテレビ観戦。脇本はいつも通りの胸がスッとするような逃げ切り。決勝までは当然いくでしょ!と思っていたら、準決勝で前の選手と接触してしまい5着。

 自分でもビックリするほど落ち込みましたね。そんな。まさか。「これは何かの間違いだ」と、なぜかテレビのリモコンの巻き戻しボタンを押したほど。だって、脇本で勝てなかったら、この先誰が勝てるの? あのアクシデントさえなければ…。私はくよくよしました。

 でも、さすがは脇本雄太。7~12位決定戦ではいつも通りのスタイルで逃げ切り勝利。私みたいに気持ちを引きずったりしないのです。持ち前の先行力で意地を見せてくれました。こういう姿を見せてくれるのは、村上義弘イズムなのかと思うほど。ちょっと泣けてきました。

 脇本の思いはきっと後輩が果たしてくれると信じるよ!

 この夏、絵日記の宿題が出ていたのならば、間違いなく伊豆ベロドロームにオリンピック観戦に行ったことを書くでしょう。そこで見たのは久留米初日7Rに出る小林優香。得意ではないスプリントでしたが、予選を通過、1回戦で敗れたものの、敗者復活1回戦で勝った時は、その日一番盛り上がりました。

 ここは小林独走で、混戦から村田が抜け出して永礼が差されて3着の〔5〕-〔7〕⇔〔6〕。

 今回、小林優香は地元で稼いでいってほしい。あなたが稼ぐと、私も稼げる!

■立川志らべ(たてかわ・しらべ)1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都・73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。