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【真打 立川志らべ 口先先行一車】四日市最終日 古性の先行で番手まくりの稲垣を交わす東口

 ナイター競輪を最初に始めたのは函館競輪場。もう20年以上前ですよ。まだ元禄時代だったか? その後、ドームバンクの小倉は通年で開催するようになり、関東の競輪場は夏だけナイターで開催するようになりました。そして、いち早くナイター競輪面をこさえ、掲載したのが夕刊フジ。夕刊紙とナイター開催は相性がいいですからね~。よっ、さすが夕刊フジ!

 そんな中、室内バンクではないのに、1年を通してナイター開催にかじを切ったのが、四日市競輪場ですよ。当初は、参加選手の中に「こんな寒さのなか開催するなんてとんでもない」なんて声もありました。

 しかし、売り上げが厳しい競輪界で、多くの選手が「走る場所があればいつでも走る!」と宣言し、今にいたってるわけですよ。麻生太郎さんなら、「地球温暖化のおかげでナイター競輪が開催しやすくなった」なんて言いそうだけど。

 ただ、通年でナイター開催をしていても、場外や電話投票のシステムが整っていなくて、記念開催だけは昼の開催でした。記念も夜やればいいのに~、と思ったもんです。

 その後、サマーナイトフェスティバル(GII)も開催されるようになり、競輪祭(GI)、四日市記念も2019年からナイター開催となりました。そして、今ではナイターとミッドナイト開催が競輪を支えていると言ってもいいでしょう。そう思うと、四日市競輪場の先見の明! 「プロジェクトX」で取り上げるか、張本さんに「アッパレ!」って言ってほしいぞ。

 さあ、四日市GIIIナイター最終日11R決勝は地元・浅井が単騎。層が厚いのが南関。近畿のリーダー・古性がどう挑んでいくかが焦点。グランプリに出る古性が危険を冒して南関分断に出るか? 出ないかぁ…。でも意表を突く先行策ならあるぞ。番手まくりの稲垣を交わす東口で〔5〕⇔〔3〕-〔1〕〔2〕。浅井の巻き返しで〔1〕⇔〔5〕-〔3〕〔2〕。 (落語立川流真打)

 ■立川志らべ(たてかわ・しらべ) 1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都・73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。