【夕刊フジ人生相談駆け込み寺】「パワハラだ」と若手が仕事断る 高須院長「能力見極めて、注意深く育ててみては」

高須クリニック院長の高須克弥氏

 ■今回のお悩み

 パワハラはダメだとか、働き方改革だとか言われてますが、ふざけるなって思います。

 部下に仕事を言いつけても、能力以上の仕事を与えたらパワハラに当たる可能性があるといって断る人間がいる始末です。でも同じレベルの仕事を回し続けていたら、人間は成長しないし、仕事も終わりません。

 結局、得をするのは、かけ声だけの経営者と文句をいう若手だけ。ちゃんと働く人間が損を見る世の中って、おかしくないですか。(会社員・男性 46歳)

 ■回答者 高須クリニック院長・高須克弥

 声の大きい経営者と若手に挟まれて大変ですね。ボクは100%、相談者さんに同意します。

 パワハラはもちろんですが、仕事が終わらないのも困りますよね。何か不始末があれば、相談者さんの責任問題にもなってくるでしょうから。

 ただ、上司として部下の能力を把握しておくことは必要だと思います。それぞれの若手の能力を見極めて、注意深く育てるしかないのではないでしょうか。

 会社組織に限った話ではありませんが、物事には向き不向きがあって、「できる人」と「できない人」がいます。例えとして的確ではないかもしれませんが、ロバに向かって「サラブレッドのように速く走れ!」といくら要求しても無理な話なのです。

 ですから、「パワハラに当たる可能性がある」などと仕事を断るような若手の能力をいくら引き上げようとしても、ストレスになるだけです。

 それよりも相談者さんが「こいつだったら大丈夫」だと思えるような素質を持っている若手を見つけて、その人の能力を伸ばすことに注力してはどうでしょう。その部下の活躍が刺激となって、文句ばかりをいう人も奮起するかもしれませんよ。部署内で若手同士を競争させるのです。

 もちろんこれには会社が成果をきちんと評価できる体制であることが大切です。成果主義であれば、おのずと自分の能力を高めようという意識が出てくると思います。

 あるいは、部下の能力をつぶさに見ていく上で、これまで仕事を断ってきた若手にも向いている案件が発見できるかもしれません。このあたりは、先輩としての相談者さんの役割だとお考えください。(次回の回答者は教育評論家の野々村直通さん)

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。高須院長に悩み相談ができる公式Twitterアカウント(@yes_jinsei)。

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