【夕刊フジ人生相談駆け込み寺】「自分の話ばかり」と友人に呆れられる 舞の海氏「3分だけ」会話を実践しては

大相撲解説者の舞の海秀平さん

 ■今回のお悩み

 友人から、「お前と友達でいても生産性がねーよ」と絶縁を突きつけられてしまいました。自分が悪いのは分かってます。遊ぶ約束をしたのに、当日に連絡があるまで忘れてました。なのに、友人に謝るどころか、「なんで直前に連絡してこないんだ」と逆ギレしてしまったんです。ほかの友人にも「自分の話ばかりして、人の話を聞かない」と言われたことがあります。やめようとは思っていますが、つい自分を正当化してしまうんです。どうすれば変われるんでしょうか。(会社員・男性 30歳)

 ■回答者 大相撲解説者・舞の海

 あなたは、自分が話すことで満足する性格なんでしょうね。人とキャッチボールしながら会話を楽しんだり、自分とは違った意見や予想外の答えが返ってくることに、面白さを見いだせないのかもしれません。

 私も子供のころは自己中心的でした。野球をやっても「ピッチャーじゃないとつまらない」と勝手にピッチャーばかりやっていました。

 変わったのは、相撲界で尊敬できる師匠(元横綱佐田の山)の考え方を聞いてからです。横綱時代の宴席で、日本を動かすような大企業の面々がいたことがあり、そうした人たちの考えを聞くことがすごく勉強になったそうです。「横綱でもこういう姿勢なんだ。真似しなければいけないな」と思いました。

 師匠は、ゆったりと人の話を聞いてくれる人でした。その姿を見て「自分もこういう人になりたい」と憧れ、私も懐を広げて構えるようになりました。だから、自分を変えるためには、「どういう人間になりたい」という思いがなければいけないと思います。

 もう一人、私が勝手に師匠と思っている人がいます。産経新聞でコラム「産経抄」を長く執筆していた石井英夫さんです。たまにお酒をともにするのですが、石井さんは喋る前に「3分だけ」と言って、3分以内で話を終えて、また相手の話を聞くのです。

 私も長々と話すことがあったので、「あっ、これだ!」と思いました。それからは、自分の言いたいことを分かりやすく簡潔にしようと、心がけるようになりました。

 「3分だけ」と口に出して喋る方法、一度試してみてはどうでしょうか。(次回の回答者は高須クリニック院長の高須克弥さん)

 ■舞の海(まいのうみ) 元大相撲小結、大相撲解説者。1968年2月17日生まれ。青森県鯵ヶ沢町出身。日大経済学部卒。90年3月の新弟子検査で、身長が173センチの規定に4センチ足りずに不合格。医師との相談の上、頭にシリコンでコブを作り、同年5月、規定を上回って合格し、出羽海部屋に入門。小柄な体格を生かし、立ち会いで跳ね上がる「八そう跳び」など「技のデパート」の愛称で人気を集めた。99年、31歳で引退。

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