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貴重な建造物群に魅せられて 群馬・桐生市、絹織物から観光都市へ (1/2ページ)

 かつては京都の西陣織と双璧を成した絹織物の町・群馬県桐生市。往時をしのぶ貴重な建造物群は今、装い新たに町の観光と経済を牽引(けんいん)する拠点に生まれ変わっている。

 まずは博物館「織物参考館“紫(ゆかり)”」へ。ここでは江戸時代に栄えた桐生独特のお召織りなどの見学や居座り機(いざりばた)での織物体験を通して、町の歴史を知ることができる。

 では貴重な織物は今どこに? 合資会社「後藤織物」の後藤充宏さんによると「世界の有名ブランドへの生地の提供や神社のお守り生地、マフラーや衣類などに形を変え引き継がれています」と、織都の健在ぶりをアピールする。

 「若宮」の「おまかせゆばランチ」でおなかを満たした後は、観光の目玉であり町の繁栄の基となった桐生新町重要伝統的建造物群保存地区へと足をのばした。天満宮や織物工場の名残のノコギリ屋根の建物など計300以上が点在する一帯である。ボランティアガイドの田畑徳義さんの案内でそぞろ歩くと、「森合資会社事務所・店舗」「旧曽我織物工場・住宅」などの他、ベーカリーレンガ、医院、画廊、薬局などに転用された建物が目立つことに気がつく。「通りに面した敷地は奥行きが深く、早くから町づくりが盛んで、防火対策を備えていた建物も多いのです」と田畑さん。

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