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通天橋、心洗われる緑中の楼閣 京都・東山周辺 (1/2ページ)

 梅雨の谷間を見計らい、新緑が濃緑に変わりつつある京都東山周辺を歩くことにしよう。少しでも観光客が少ない閑雅な所をということで目指したのは、京都五山の一つ東福寺と泉涌寺、それに浄土宗の大本山知恩院周辺だ。 (清丸恵三郎)

 禅宗の名刹(めいさつ)東福寺での見どころは、何と言っても洗玉澗の渓谷にかかる通天橋だ。紅葉の季節は絶景で有名だが、この時期もまた緑中の楼閣を行くようで心が洗われる(1)。本坊を取り囲むように配置されている4つの庭園も、近代の禅宗庭園を代表する佳景ぞろい。南都の東大寺、興福寺を意識して建てられた大寺だけあり、巨大な本堂や三門にも圧倒されるに違いない。

 隣接する泉涌寺もぜひ訪れたい。天皇家と関わりが深いことから「御寺(みてら)」と呼ばれ、境内には厳かな雰囲気が漂う。寺内には古都の七福神が点在するが、中でも楊貴妃の美貌を刻んだ観音様を祀った楊貴妃観音堂だけはぜひお参りを。眼福である。

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