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食後に眠くなる理由…「胃袋に血液が集中」じゃなかった! 我慢できない位は要注意 (2/3ページ)

 インスリンには血糖を抑える働きがあり、低血糖とは血液中のブドウ糖が不足する状態。エネルギーの源であるブドウ糖が不足することで脳の働きも悪くなり、眠気が生じるわけだ。

 清益先生は「食後、消化管の動きが促進される副交感神経が交感神経より優位になることで、身体がリラックスして眠気が生じる場合もあります」とも指摘する。

 ブレーキに例えられる副交感神経は鎮静・抑制・リラックス時に優位になる。ちなみにアクセルに例えられる交感神経は活動・緊張・ストレス時に優位になるとされる。

 さらに清益先生は、食べ物の摂取に関わる脳内覚醒物質オレキシンの減少を原因の一つに挙げる。

 「オレキシンが脳内に増えると食べ物の摂取量が増えます。食後はバランスを取るためにオレキシンが減り、眠気が生じるともいわれています」(清益先生)

 食後の眠気には様々な原因があるようだ。

 ■我慢できない時には受診を

 冒頭に食後の眠気は至福のひとときと述べたが、中には我慢できないほどの猛烈な眠気に襲われる人もいるらしい。病気の可能性もあるのだろうか。

 「糖尿病か、ナルコレプシーという二つの病気が考えられます」と清益先生。

 先ほど脳へのブドウ糖が不足すると眠くなる、と説明したが、高血糖でも人は倦怠感や眠気を感じるそうだ。インスリンがうまく働かない糖尿病の人は、食後に高血糖状態が続くため、起きていられないほどの眠気を生じる可能性がある。

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