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【健康寿命UP術】魚を食べない人は食べる人より6倍の認知症リスク アミロイドβタンパクの蓄積防ぐ不飽和脂肪酸 (1/2ページ)

 認知症の原因の半数以上を占める「アルツハイマー病」では、アミロイドβ(ベータ)タンパクがたまり、脳の神経細胞が変性して死滅していく。結果として、脳が萎縮してさまざまな症状を引き起こす。しかし、高齢になったからといって、アミロイドβタンパクが急に増加するわけではないそうだ。

 日本認知症ケア学会理事長などを兼務する和光病院の今井幸充(ゆきみち)院長が説明する。

 「アミロイドβタンパクは、中年期以降、誰もが脳内に少なからずたまってきますが、それがアルツハイマー病の原因になることは知られています。さらに最近の研究では、アルツハイマー病を発症する何年も前から、このタンパクが蓄積され、性質が変化すると発症することが分かってきました。早い時期から予防に努めていただきたい」

 今井院長によれば、日頃の生活を少し見直すだけでも、認知症予防につながるという。

 たとえば、魚をよく食べるようにすること。疫学調査では、魚を1日1回食べる人のアルツハイマー病の危険度を「1」とするならば、食べない人は6倍に跳ね上がっていた。サンマやイワシ、サバ、マグロなど、魚に含まれる不飽和脂肪酸(DHA、EPA)が、アミロイドβタンパクの蓄積を防ぐそうだ。また、野菜や適度な飲酒もリスクを下げ、有酸素運動も役立つ。この食生活の見直しは、生活習慣病の改善にもつながっている。

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