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【ドクター和のニッポン臨終図巻】武藤まき子さんの突然死は不幸ではない、ピンピンコロリの終末期なき「死」 (1/2ページ)

★武藤まき子(32)

 いよいよ今年も残り1カ月を切りました。みなさんも目まぐるしい師走を送られていることでしょう。しかし、最も健康に留意してもらいたい季節でもあります。一年のうち人が一番亡くなりやすいのが、12~2月なのです。

 厚生労働省の人口動態調査によれば、2016年の年間死亡数の約28%が12~2月に集中。最も減少する6~8月は約23%で、その差約5%、6万3768人にも及びます。寒暖差によって血圧の急な変動が起き、心疾患を起こす人が増加することも一因だと考えます。

 フジテレビ系「とくダネ!」などで人気者だった芸能リポーターの武藤まき子さんが虚血性心不全で亡くなったのは、2016年12月5日のこと。71歳の誕生日を迎えたばかりでした。

 武藤さんが体調不良を訴えたのは、その日の朝。自宅のベッドに横になっていましたが、昼ごろに意識を失い、一緒にいたご家族が救急車を呼んで緊急搬送。搬送先の病院で死亡確認。「自宅で死亡」と診断されたそうです。

 翌日の新聞には「突然死」という言葉が大きく躍りました。急性の症状が発現してから24時間以内に亡くなることを、突然死と定義しています。

 突然死の大半が虚血性心疾患です。虚血性心疾患は、心臓の周囲を通っている冠動脈という血管が、動脈硬化などによって閉塞し、血液が行き届かなくなることで発生。心筋の収縮力が弱まり虚血性心不全となるのです。ある日突然に症状が現れるのが、この病気の怖いところです。

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