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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】皮膚がん治療、新薬開発分野で海外との格差埋める第一人者 国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科長・山崎直也さん (1/2ページ)

★国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科長・山崎直也さん(57)

 メルケル細胞がん(MCC)という皮膚の悪性腫瘍がある。国内の推定患者数が100人に満たない“希少がん”で、病気の進行が早く、予後の悪いがんとされてきた。

 そんなMCCの、唯一の治療薬「バベンチオ」(一般名・アベルマブ)が今年9月、日本で初めて承認された。

 国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科長の山崎直也医師は、今回の新薬承認をはじめ、皮膚がんや希少がんの治療法開発の分野における第一人者として国際的な知名度を持つ皮膚科医である。

 「若い頃から子供好きだったので、医者なら小児科医、医者でなければ小学校の先生になりたかったんです」

 長身で、笑っていなくても笑顔に見える面立ちなど子供にも好かれる条件を兼ね備えている。

 「医学部時代は成績が悪かったので小児科は早々に諦めました(笑)。でも、そんな僕を熱心に誘ってくれたのが皮膚科の先輩だったんです」

 同じやるなら、生命に直結する医療をやりたい-と考えていたら、国立がんセンター(現・国立がん研究センター)でのレジデントの話が舞い込んできた。

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