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【ゆる登山はじめました】山での遭難、ヘッドランプが命の灯に 前日に点灯&電池残量の確認を (2/2ページ)

 下山時に日没を迎えそうなら、完全に暗くなる前にザックから取り出しておくことも大事です。

 数年前、日帰り登山で少し下山が遅れてしまったことがあります。暗くなる前にヘッドランプを用意して歩き続け、あたりが薄暗くなってきたので満を持してランプを点灯したら、弱々しい光で愕然。電池の残量がほとんどなかったのです。

 慌ててザックからエマージェンシー袋を取り出し、予備電池を交換しようとしましたが、どんどん暗くなっていくなかでの作業、思うようにいきません。同行者のランプで手元を照らしてもらい、冷や汗をかきながら電池を交換したのでした。

 【どんなヘッドランプを用意するか】 ヘッドランプは登山用品店で取り扱っていますが、大きさ、光量などさまざまで、価格も幅広いです。富士登山など積極的に夜間歩行をするのでなければ、光量は最低限でよいと思います。コンパクトで軽く、機能がそれほど多くないシンプルなものが使いやすいです。安くて小さいものでも、持つことが大事です。

 「懐中電灯やペンライトがあればよいですか」と質問を受けることがありますが、ゴムバンドで頭に装着できる登山用をおすすめします。歩いているときも、立ち止まって作業をするときも、片手が塞がっているより両手が使える方が安全です。

 ■西野淑子(にしの・としこ) オールラウンドに山を楽しむライター。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド。著書に「東京近郊ゆる登山」(実業之日本)、「山歩きスタートブック」(技術評論社)など。NHK文化センター「東京近郊ゆる登山講座」講師。

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