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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「春」》新春の家族連れに思う 生殖補助医療の裁判へのもやもや (2/2ページ)

 ただその一方で、生まれてきた子供の立場はどうなるのか、という懸念も大きい。親がどういう方法を使おうと、生まれてきた子供に何の罪もない。同意がなければ、子供は父親を失う可能性もある。

 今回の裁判も、ここまでこじれる前に、もっとよい解決方法はなかったのか。せめて夫婦で話す機会が持てていれば結果は違ったのかもしれない。すでに長女が生まれている事実は重い。成長したとき、この事実を知る精神的打撃は計り知れないだろう。判決が出ても、ずっともやもやした気持ちは続いた。

 晩婚化を背景に不妊治療に望む夫婦は年々増加している。だが、体外受精など生殖補助医療が身近なものになる一方で、その進化に法整備が追いついていないのが現状だ。まずは生殖補助医療が適正に行われるように、夫の同意について手続きなどを定める規制法や、親子関係を明確にする法整備が必要だと強く思った。(有)

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。1月のお題は「春」です。

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