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【精液の知られざる新世界】精液に含まれる究極のアンチエイジング物質「ポリアミン」とは? (1/2ページ)

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 前回まで、精液には男性の元気度や若さを推し量るバロメーターとしての利用価値がある、という話を述べてきました。一つ具体的な話を紹介しましょう。

 「ポリアミン」という物質があります。「究極のアンチエイジング物質」の異名を持ち、腸の中で腸内細菌によって作られる物質なのですが、じつはこれが精液にも含まれています。精液中のポリアミンの量を見ることで、その人の“アンチエイジング能力”が見えてくるのです。

 このポリアミンは、血中にも探すことはできるのですが、「指標」として見るとなると、精液のほうがわかりやすいといえるでしょう。

 これはポリアミンに限ったことではありません。医薬品のレベルになると別ですが、たとえばサプリメントや栄養補助食品などを摂取した時、体内における有効成分の増減などを見る時に、血液ではほとんど反応が出ないのですが、精液だと鮮明に変化が見られることが少なくないのです。

 精液がこうした「便利な検体」であることが分かってきたのは最近のことで、現在のところ女性にはこれに相当するものは見つかっていません。体調の変化を「生理周期」から推測することはできますが、検体として見る限り、精液を持つ男性は、健康の指標を女性より一つ多く持っている-と考えることができるのです。

 男女の違い-という点で見ると、女性には子宮頸がんという病気があります。これはヒトパピローマウイルス(HPV)によって起きる感染症が原因です。

 このウイルスは性交渉によって感染し、男性でもまれに陰茎がんを起こしますが、女性はこのウイルスに感染しない限り、子宮頸がんになることはありません。それだけに、男性が気を付ける必要があるのです。

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