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【安達純子 健康寿命UP術】加齢で衰える筋肉量増強に役立つ「アミノ酸」 効率よくとれる食品とは? (2/2ページ)

 西崎教授によれば、70代に対するHMBの研究では、筋力増強と代謝改善が報告されているという。1日3グラムの摂取が目安だ。

 「HMBは、なまず、グレープフルーツ、ブロッコリーの新芽に多く含まれています。これらの食材を毎日食べるのは難しいので、ロイシンを含む鶏むね肉などを食べるとよいでしょう。焼き鳥のネギマもお勧めです」

 国内の疫学調査報告では、70歳以上の高齢者でタンパク質をあまり食べていない人は、フレイルのリスクが高かった。逆にタンパク質を多く食べている人は、骨格筋などが維持され、フレイルのリスクは低かった。タンパク質を意識して食べると、筋力増強で運動がしやすくなり、さらに筋力が増えるという相乗効果が期待できるのだ。

 「運動とロイシンが健康長寿にいかに寄与するかは、まだ研究段階です。しかし、タンパク質が健康に役立つことは間違いありません。腎機能が低下している人は、タンパク質制限がありますが、そうではない人は、適量を毎日の食事に加えましょう」と西崎教授。

 筋力と長寿と食事の関係は今後とも興味深い。(安達純子)

■筋力&体力増強に役立つアミノ酸と含まれる食品
□バリン…煮干しやかつお節、さば節、大豆、チーズ、鶏むね肉などに多く含まれる
□ロイシン…バリンと同様の食材で、湯葉やするめなどにも多く含まれる
□イソロイシン…バリンやロイシンと同様の食材。豚のヒレ肉にも多く含まれる

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