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【栗原毅 サプリで認知症予防&健康長寿】高齢化のすすむ日本…認知症発症前の「超早期」発見へ大規模追跡調査 (1/2ページ)

 経済協力開発機構(OECD)から、2017年度の日本の認知症患者の割合(有病率)が、加盟35カ国中で最も高いことが報告されました。

 年齢が上がるほど認知症有病率は高まります。日本人の人口に対する認知症有病率は2・33%であり、OECD平均の1・48%を大きく上回っています。2位はイタリアで2・25%、3位はドイツの2・02%という結果でした。

 高齢化がますます進む日本はさらに有病率が上昇するとみられ、20年後には3・8%に達すると推定されています。日本は高齢化がほかの国より早く進んでおり、認知症の対策が必要であるとの指摘も受けました。認知症患者の増加を食い止めるためには、予防法や治療法の開発は急務です。

 近年、OECDが中心となって世界各国で連携し各分野で認知症に対する研究成果を共有していますが、まだ十分ではありません。確実な治療は難しいのですが、予防の方策はあるのです。

 わが国独自の試みとして、「脳とこころの疾患」の中心的役割を担っている国立精神・神経医療研究センターが運営する認知症予防のためのインターネット登録システム「アイループ(IROOP)」が40歳以上の健康な人を対象に16年7月から登録を開始しました。将来の認知症予防を目的にした数万人規模の追跡調査は日本では初めてです。

 同センターの水澤英洋理事長は高校時代の親しい同級生です。時々会って認知症の対策を聞いていました。その一つが「アイループ」です。

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