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【本当は怖い頭痛の研究】日常に支障70%…片頭痛をあきらめない 丹羽医師「発作かなり減らせる」 (1/2ページ)

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 国内で「慢性頭痛」に悩んでいる頭痛持ちの人は、3人に1人(約4000万人)とされる。頭痛のタイプには、主に「片頭痛(偏頭痛)」「緊張型頭痛」「群発頭痛」がある。中でも片頭痛患者の30%は頭痛発作で寝込むことがあり、70%は日常生活に支障があるというから深刻だ。

 「国内の片頭痛患者は約840万人とされるが、実際に受診しているのは30%程度。『頭痛持ちだからしかたがない』とあきらめている人が多い。母親に片頭痛があると50%以上の確率で遺伝するが、生活習慣病ともいえます。薬物療法と共に生活上の誘因を減らすことで、発作をかなり減らすことができるのです」

 こう話すのは、「東京頭痛クリニック」(東京都渋谷区)の丹羽潔理事長(にわファミリークリニック院長)。誘因となるのは心身のストレスやその解放で、特に週末など緊張から解放されたときは頭痛が起こりやすい。空腹、寝不足、寝過ぎ、アルコール、特定の食品なども誘因になるという。

 また、片頭痛の男女比は1対4と女性が圧倒的に多いが、それは月経周期の女性ホルモンの変動が誘因になるからだ。

 「片頭痛の原因には諸説あるが、最も有力なのは『三叉(さんさ)神経血管説』です。何らかの原因で神経伝達物質のセロトニンが大量に分泌されると、脳の血管が収縮する。次に、その反動で脳の血管が急に拡張し、その刺激によって三叉神経から炎症物質が放出されたり、拡張した血管に三叉神経が圧迫されたりすることで片頭痛が起こると考えられています」(丹羽理事長)

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