記事詳細

【本当は怖い頭痛の研究】パソコンやスマホ原因…「緊張型頭痛」にはストレッチやヨガの運動療法 (1/2ページ)

★(4)

 前回の「片頭痛(偏頭痛)」に続いて、代表的な慢性頭痛の「緊張型頭痛」と「群発頭痛」についても紹介しておきたい。

 緊張型頭痛は慢性頭痛の中で最も多い頭痛で、国内成人の1年有病率は22%(5人に1人)とされている。一度発症すると、ほぼ毎日ダラダラと痛みが続くが、痛みの程度は軽度か中等度なので日常生活への支障はそれほど大きくない。

 「東京頭痛クリニック」(東京都渋谷区)の丹羽潔理事長(にわファミリークリニック院長)は、緊張型頭痛の痛みの特徴をこう話す。

 「後頭部を中心に頭全体を金属の輪で締めつけられるような、頭が重い感じがする痛みです。片頭痛のように吐き気を伴ったり、体を動かすと頭痛が悪化したりすることはありません。むしろ体を動かした方が楽になる傾向があります」

 緊張型頭痛の原因は、頭の両側の筋肉、首筋から肩や背中にかけての筋肉など、頭の周りの筋肉が緊張して血流が悪くなることで起こる。血行が停滞すると乳酸やピルビル酸などの老廃物が発生し、それが神経を刺激して持続性の痛みが生じると考えられている。

 また、筋肉の過度の緊張とは関係なく、脳内の痛みを感じる機能に変調をきたしているものなど、心の病気が原因になっている場合もあるという。

 「緊張型頭痛はパソコン作業やスマホ操作、車の運転などによる長時間の同姿勢が誘因になる。ですから薬に頼るよりは頭痛体操、ストレッチ、ヨガなどの運動療法を中心にした方が効果的です。ただし、片頭痛と合併している人が多いので、痛みの頻度が多くつらければきちんと専門医に診断してもらった方がいい」(丹羽理事長)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース