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【人とペットの赤い糸】人・動物・環境を守るワンヘルス理念 三者全てが欠かせない (1/2ページ)

 人と動物がいつまでも健康で幸せに暮らせる社会をつくっていきたいが、人と動物には共通した病気、動物由来感染症(英語でZoonosis)が存在することを知っておく必要性がある。動物から人に感染する病気をいい、動物では発症しない場合もある。別の呼び方に、人獣(じんじゅう)共通感染症、人畜(じんちく)共通感染症などとも言われている。

 動物由来感染症の一つである狂犬病は、アジア、南米、アフリカなど世界に多く存在している。動物にかまれたり、ひっかかれたり、排泄(はいせつ)物に触れたりして直接感染する恐ろしい病気で、いったん感染すると致死率は100%だ。世界では毎年約6万人が命を落としている。

 日本では狂犬病予防法に基づき、飼い犬の登録と飼い犬への狂犬病予防注射や鑑札、注射済み票の装着が義務付けられており、1957年に猫で発生したのが最後になっている。

 動物由来感染症としては、狂犬病以外にも鳥インフルエンザ、ペスト、レプトスピラ症、日本脳炎、西ナイル熱など、世界保健機関(WHO)が認識しているもので200種類以上ある。特に野生動物をペットとして飼育している場合は、病気について分からないことが多いので注意したい。

 伴侶動物で健康なペットとの触れ合いは基本的に問題ないが、過度で濃厚な触れ合いなどは避け、手洗いなどは普段から心がけたい。

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