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【ベストセラー健康法】体調不良がいつまで経っても治らない… 「鼻の奥」で炎症起こす慢性上咽頭炎が原因かも (2/2ページ)

 中でも柱となるのが「上咽頭洗浄」と「鼻うがい」。どちらも1リットルの蒸留水に対して9グラムの食塩を溶かした溶液を使うと、鼻にツンとこない。上咽頭洗浄は、スポイトで1回に2ccを目安に両方の鼻から注入。口に落ちた溶液は吐き出してもいいが、飲み込んでも問題ないという。

 鼻うがいは、片側の鼻から先ほどと同じ溶液を注入し、反対側の鼻から出す方法。これには専用の器具も市販されているので、慣れない人は使ってもいい。

 他にも、首の後ろに湯たんぽを当てて上咽頭の血流を改善する、舌の先を上あごに押し当てたり、睡眠時に「口テープ」を貼るなどして、鼻呼吸を習慣づける、寝る前に8分間の歯磨きを励行することで、空気の通り道を清潔にする-など、心がけたいことはいくつもある。

 「免疫系、自律神経系、内分泌系は、私たちが健康な生活を営むためにきわめて重要な、いわば『健康の土台』を担う三大調節系です。上咽頭はこの三つの調節系のすべてに関わっており、まさに上咽頭そのものが『健康の土台』と言えるでしょう」(本書より)

 鼻うがいや口テープは痛みを伴わない。まずはそれらを試してみて、さらに大きな効果を求めるなら、医療機関で「EAT」を受ける-というのが現実的かもしれない。(竹中秀二)

 ■「慢性上咽頭炎」が引き起こす症状(抜粋)
 頭痛、肩こり、首こり、倦怠感、疲労感、後鼻漏、声の枯れ、咳ぜんそく、のどの痛みや違和感、顎関節症、めまい、不眠、光のまぶしさ、鼻づまり、花粉症、痰、全身の痛み、歯の痛み、胃もたれ、過敏性腸症候群、思考力や記憶力の低下、鬱症状、生理不順など。