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【予備群も危ない!糖尿病でリスク上がるがんと認知症】「糖質以外何を食べてもいい」は高血圧の危険 バランス悪い食事で栄養偏る (2/2ページ)

 「若い人の認知症の多くは、血管が傷んでなるものです」(板倉医師)

 また、血液検査の1項目がよくない、1つの臓器の調子がよくないのであれば、高血圧なら降圧剤を、糖尿病なら糖尿病薬を飲んできちんと数値を下げればいいだろう、と考える人もいるだろう。しかしそれも危険だと板倉医師は言う。

 「血糖に加えて、血圧や脂質も含めた統合的な治療を行うことが糖尿病の合併症の予防に有効であるということが、(前回説明の)J-DOIT3という研究で明らかにされています。薬で数値を下げるということは、体の中の一点だけを変えさせるということです。そのため、薬に頼るだけでは体の全体的な生理機能の改善には結びつかないのです」

 ダイエットも健康管理も、一点集中では達成できないということだ。

 では、糖尿病にも他の生活習慣病にもならないためにはどういった食生活を送ればいいのか。別項の食生活のポイントを参考にしてほしい。加えて塩分を控えることも忘れずに!

 また、血糖値管理という点からは、食事を抜いたり回数を減らしたりしないことも大切だ。

 次回は「糖尿病は自己責任とは言い切れない」ことについて。(石井悦子)

 ■糖尿病・生活習慣病を撃退する食生活のポイント
 □野菜、タンパク質、炭水化物の順に食べる
 □タンパク質は肉、魚、大豆を「1:1:1」の目安で
 □炭水化物は少なめに
 □脂(油)は、古くなった揚げ物などの酸化したものや、トランス脂肪酸(人工的な油)は避ける

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