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【板倉あつし 菜湯紀】正真正銘の源泉かけ流し「ものわすれの湯 船原館」と新名物「わさび鍋」

★静岡県伊豆市 船原温泉「ものわすれの湯 船原館」と新名物「わさび鍋」

 中伊豆船原温泉「ものわすれの湯 船原館」の源泉温度は、ずっと48度くらいだったが、先ごろ45度で安定したので冷却が不要になり、自家源泉から空気に一切触れることなく浴槽に届く。加熱、加水、循環ろ過、消毒とは全く無縁の正真正銘の源泉かけ流し。毎日換水清掃だから清潔で新鮮この上ない。

 泉質は単純温泉と表示されるが、「ものわすれ」してしまうのもうなずける極上天然温泉。120センチの深さの「たち湯」を使ったウオーター指圧「ワッツ」や「天城流湯治法」もこの宿の人気メニューだ。

 源頼朝の巻狩の際の食事風景にちなんだという「お狩場焼き」は、とうもろこし、馬鈴薯、ナス田楽、そばがきのお焼きに、黒米もちを囲炉裏(いろり)で焼いて食べる名物料理。

 そして、この宿考案の中伊豆天城ならではの「わさび鍋」は、修善寺産の生湯葉、船原産のシイタケ、ミツバ、ゴボウ、合鴨にタップリの大根おろしと天城産生わさびをこれでもかというほどおろしてかけまわす。加熱されるとワサビの辛味はマイルドになるから思いのほか辛くはない新名物だ。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■ものわすれの湯 船原館 静岡県伊豆市上船原518の1。(電)0558・87・0711。平日2人1室1泊2食12000円から。詳細はWEBで。

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