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【阿部亮のつぶやき世界一周】野良猫に餌やりで死亡…「猫感染症」の恐怖 呆然とした保健所の回答

 今年1月中旬、野良猫に餌やりをしていた60代女性が「コリネバクテリウム・ウルセランス」という人獣共通感染症で死亡したとのニュースがあった。この話に関連して、知人女性から興味深い話を聞いた。

 3歳の娘と日常的に利用する公園に数匹の野良猫が居着いていて、公園に集まる子供やママ友たちと一緒に、近寄ってくる猫をなでたり、お菓子を与えたり、抱き上げて写真をインスタグラムにアップしたりと、みんなで気楽なペット扱いしていた。

 それが問題のニュースの翌日、ママ友の1人が「人を殺したバイ菌は、ネコのクシャミや唾液からうつるので、あの猫の体にも公園のベンチや遊具にも、バイ菌が付いているかも…」と言い出した。その途端、子供達に「猫は汚いから触っちゃダメ」と、ママたちは猫を追っ払いだした。

 数日間公園に近付かずにいると、リーダー格のママ友が「子供の安心・安全のために公園の野良猫を保健所に処置してもらうべきだ!」と、小池百合子東京都知事のような事を言い出して、ママ友数人で保健所へ向かうことに。ところが、保健所の担当者の回答は次の通りだった。

 「野良犬は狂犬病予防法という法律を根拠に依頼があれば捕獲するが、猫は法律で登録が義務付けられていない。また首輪も任意で、野良猫と放し飼い猫の区別がつかないので捕獲は行っていない。明確に野良猫と判明した場合は捕獲・去勢・片耳の先端切除の後、元の場所に放すのが決まりとなっている」

 今回の問題の解決には全く繋がらない回答で、呆然としたという。

■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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