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【BOOK】男性目線で書かれた評伝では短命に同情集まるが…モンローは前向きに堂々と生きていた「マリリン・モンロー魅せる女の言葉」 高野てるみさん  (1/3ページ)

★巴里映画代表取締役・高野てるみさん 『マリリン・モンロー魅せる女の言葉』PHP文庫 660円+税

 「何を着て寝るんですか?」の問いに、「シャネルの5番ね」と答えたマリリン・モンローは20世紀のセックスシンボルとして愛され、輝き続ける。映画通の著者が選んだ60の言葉から、あのモンローがよみがえる。(文・長野祐二)

 --表紙カバーが素晴らしい

 「たくさんの中の1枚です。ベビーフェースで豊満な肢体。眼力(めぢから)がありますね」

 --本著の特色は何でしょう

 「多くの伝記、関連本があるが、たいていは男性目線で描かれ、短命(36歳)を哀れんでいる。そうではなく、モンローは女性として前向きに堂々と生きていたことを表現したかったんです」

 --名文句《私のこと好き?》。シンプルながら意味深長です

 「短い言葉に深い意味があります。少女時代、親の愛に薄く、里親の家を転々とします。人に愛されることに飢えていた。そのハングリーさが生きる原動力になったのです」

 --前身は“カレンダーガール”。女優に転身できたのは

 「ブロンドが関わっています。モデル時代に勧められ、髪を染めたのは女優になる野心があったからです」

 --効果てきめんでしたね

 「巨匠ジョン・ヒューストンに抜擢され、弁護士の愛人役ながら光を放つ『アスファルト・ジャングル』がスタートでした」

 --舗道にあるメトロの通気孔から吹き上げる風に白いドレスの裾(すそ)がめくれる映画「七年目の浮気」のあの有名なシーンは

 「規制がかかり、劇場上映時は足元が見える程度になった。下着が見えたと錯覚させるのはモンローならではの演技力です。話題になったものの、それが遠因で夫のディマジオが怒り、離婚に至るのは皮肉です」

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