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【BOOK】男性目線で書かれた評伝では短命に同情集まるが…モンローは前向きに堂々と生きていた「マリリン・モンロー魅せる女の言葉」 高野てるみさん  (2/3ページ)

 --ご自身が好きな映画は

 「一番は晩年の『荒馬と女』。共演のクラーク・ゲーブルはモンローの憧れの人だった。もう1本は『紳士は金髪がお好き』で、作中の名せりふに《(女は)男に好かれるためには、おバカのふりをするの》がありますね。男がこの世にいなければ、女は引き立たない、というのがモンローの考えでした。でも意外にも出演作に濡れ場はありません」

 --コメディエンヌ(喜劇女優)のモンローと他の大女優の違いは

 「自ら製作プロダクションをつくったこと。第1作が『バス停留所』で、第2作は英国のローレンス・オリヴィエに製作・監督・共演させた『王子と踊り子』。エリザベス女王に拝謁する機会まで得ました。彼女は敏腕でした。よく知られているおバカさんキャラとは無縁のモンローが、そこにはいます」

 --冒頭のシャネルにまつわる言葉45など、全部で60の言葉はどれも印象深いが、一つ挙げると

 「《いかに女性らしくあるかということが基本よ。ごく自然に自分から誘いかけていくことで、初めて性的な魅力も出てくると思うの(一部略)》ですね」

 --私生活では結婚は失敗続きだった

 「《M・Mはもう、M・Mお断り!》。これは既婚男性との交際はこりごりの意味。半面、際立つのは自己ケアのうまさですね。軟体動物のような柔らかさはヨガや筋肉ストレッチの賜物で、『ショウほど素敵な商売はない』にそれが遺憾なく発揮されます。一方、ウイットに富んだ受け応えでマスコミを味方にもしました」

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